寒気を伴った低気圧通過で雪雲発達
上空5500m付近で−39℃以下の強い寒気を伴った低気圧が、明日29日(水)に東北付近を通過する予想となっています。低気圧の周辺は大気の状態が非常に不安定になるため雪雲が発達しやすく、局地的には1時間に5cm以上、3時間で20cmに達するようなドカ雪になる見込みです。
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日本海側だけなく太平洋側も内陸部を中心に雪が強まります。道路の積雪も短い時間で急激に増加するため走行が難しくなるおそれがあります。やむを得ず移動をする必要がある場合は、スタックに備えた装備などが必要です。沿岸部では雪にならなくても霰(あられ)が強く降って、道路に積もることがあります。落雷や突風を伴う可能性があるため油断ができません。
低気圧が東に抜けた後は日本海で北寄りの風と西寄りの風がぶつかり、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる活発な雪雲の帯が形成される予想です。北陸や岐阜県飛騨、関東甲信北部では強い雪が続き、さらに積雪が増えるとみられます。
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30日(木)夜までの積雪増加量は東北から北陸にかけての山沿いの広い範囲で50cmを超え、局地的には100cm以上に達する予想です。大規模な交通障害や山間部での雪崩、市街地では屋根からの落雪、倒木などに警戒をしてください。
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