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北陸周辺は断続的に雨や雪が強まる 北日本は引き続き大雪に注意

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2024/12/17 15:23 ウェザーニュース

今日17日(火)も冬型の気圧配置が続き、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に近い北陸周辺で雨や雪が強まっています。明日18日(水)にかけても同じような気圧配置が続くため、北陸を中心とした日本海側の各地で雷を伴った強い雨や積雪の急増に注意が必要です。

明日は北陸平野部も段々と雪に

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上空の寒気の予想
今日17日(火)は北陸付近にJPCZが停滞し、ところどころで雨や雪が強まりました。朝は新潟県柏崎市、昼頃は福井県坂井市三国で1時間に10mmを超える降水量を観測しています。また、大気の状態が不安定で、北陸沿岸部では雷が鳴ったりアラレが降ったところもあります。

今夜から明日18日(水)にかけてはJPCZが北陸付近をゆっくりと南下する予想で、引き続き北陸では断続的に発達した雲が通過する見込みです。雷を伴った強い雨や雪、落雷や突風、アラレなどに注意が必要です。山沿いは雪が降るため、積雪の急増や路面悪化にもお気をつけください。

明日は雪の降る目安とされる、上空約1500mで-6℃以下の寒気が北陸付近まで南下します。このため、北陸平野部でもみぞれや雪に変わるところが多い見込みです。
» 寒気の流れ込み予想

JPCZが南下するため、明日の午後は近畿北部や山陰でも段々と雨が降りやすくなります。遅い時間ほど雷を伴って強まる雨、山間部では降雪にも注意が必要です。
» 大雪ピンポイント影響予測(要ログイン)

屋根からの落雪などにも注意を

北日本の日本海側では昨日から雪の降る天気となっています。北海道の岩見沢市で14時の積雪が118cmに達しているほか、青森県や秋田県の平野部でもまとまった積雪になっています。また、秋田県内には、一時大雪警報が発表されました。

東北地方の雪は日中になって降り方が落ち着いていますが、今夜は再び雪が強まってくる見込みです。

明日18日(水)にかけても、北日本の日本海側では雪の降りやすい天気が続きます。雪が強まり、短時間に積雪が急増するおそれもあります。強い風による吹雪や屋根からの落雪、路面凍結などに注意が必要です。また、すでに鉄道の運休などが発生しています。交通への影響にもお気を付けください。

雪の落ち着いている際に、こまめに雪かきを行うとよさそうです。雪かきはできるだけ複数人で声を掛け合って行うようにしてください。
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